DIYバンドDive to lightの深掘りレビュー

ミュージシャン目線で音楽作品のレビューや作曲法を解説します!

「My Bloody Valentine ジャンルの枠を超えたシューゲイザーバンドの代表格」

My Bloody Valentine ジャンルの枠を超えたシューゲイザーバンドの代表格」

 

幻想的な轟音ギターと甘美なメロディーの融合

 

 

 シューゲイザーとは、80年代後半から90年代初頭にイギリスで生まれたポップで浮遊感のあるメロディーとエフェクターなどで深く歪ませたギターサウンドを特徴とする音楽。雑誌記者がライブで下を向いて演奏する姿を「シューゲイザー(靴を見つめる人)」と表現したことを由来とする。

シューゲイザーといえばまずこの曲


Sometimes My Bloody Valentine

 

 

 

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 出典:http://okmusic.jp/musichubz/artists/2924/images

 

 

最近むかし好きだったバンドを聴きかえすことが多く、ラブレスを初めて聴いた時の衝撃をあらためて思いだしたので、今回はマイ・ブラッディー・バレンタイン(通称マイブラ)を紹介したいと思います。

 

 

 

バンドの略歴

 

84年にダブリンで結成され、「this is your bloody valentine」ほか数枚のミニアルバムの発表、メンバーチェンジを経て、88年に発表された「you made me realize」でブレイク。88年には1stアルバム「isn’t anything」、91年に代表作「loveless」を発表した後、様々なトラブルなどもあり、長く活動休止状態となります。2007年にライブなどを中心に再始動。2013年には約22年ぶりの新作「m.v.b」を発表して話題になりました。

 

 


My Bloody Valentine - You Made Me Realise

 

マイブラの音楽性について

 

このバンドの音楽的な特徴はなんといっても、ケヴィン・シールズVo.G)の生み出す、リバーブディストーションなどのエフェクトを非常に深くかけ、ノイズを多用した幻想的なギターサウンドと女性ボーカルによる甘美なメロディーにあります。

コード進行やひとつひとつのメロディーは比較的シンプルなものですが、それらを何重にも複雑に絡み合わせることで、彼ら独特の音の世界を作り上げています。

 

 


My Bloody Valentine - Soon

 

 

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マイブラや彼らが所属していたクリエイション・レコードが輩出した、ライドやスローダイブなど、シューゲイザー系と呼ばれるバンドが用いた、ある種アンビエント的で革新的なサウンド、ポップで美しいメロディー+轟音ギターという手法はロックバンドだけではなく、エレクトロニカ電子音楽などのアーティストにも影響を与えています。

 

 


Slowdive - Alison

 

 


Ulrich Schnauss - Goodbye

 

 

僕たちも彼らのような美しい音の世界をつくりたいと思って、曲を作っています。

 

 

 


Dive To Light - 誕生前夜